最も軽量な金属 「マグネシウム」 の大物製品の深絞りと陽極酸化皮膜処理の技術を確立! |
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表面処理の流れ |

マグネシウムの特長
●金属の中で最も軽量(アルミニウムの2/3)
●比強度、比剛性が最も高く硬い
●電磁波シールド性、振動吸収性に優れる
シマトは‘硬い金属’マグネシウムの
深絞りと量産ができます
マグネシウムは、携帯電話やノートパソコン等の筐体として多く利用されていますが、一方で非常に錆びやすい金属として、知られています。従来、大半の製品はマグネシウム表面の欠陥カバーと防錆のため塗装を施してあり、塗装面であるが故に金属使用のアピールに乏しく、プラスチックとの差別化ができませんでした。
そこで当社では、絞りシワが見られない表面の美しい深絞りの技術を独自に開発、マグネシウム本来の光沢を生かした陽極酸化皮膜処理製品を量産する体制を確立しました。
シマトは陽極酸化皮膜の強度を高めることに成功しました
シマトの陽極酸化皮膜処理は主に〔陽極酸化槽〕、 〔染色槽〕、〔封孔槽〕 から成っており、アルマイトとほぼ同じ工程を経ています。封孔工程では色止めと膜の強度を補うため、従来には無い電着塗装を施しました。
地金の表面仕上げ+陽極酸化皮膜のカラーで
さらに高付加価値製品に
電着塗装(厚さ0.025mm)は極薄く、マグネシウム合金板の研磨目がはっきりと見えることから、染色により様々な色が表現できる陽極酸化皮膜(厚さ0.005mm)と、ヘアラインや鏡面、ダイヤカットによる研削など、マグネシウム地金の表面仕上げとの組み合わせパターンにより、さらに高付加価値製品ができると考えています。
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